今日、旧暦九月十四日は、本来ならば八幡さまの前夜祭です。お祭りに先立ち、早稲谷の方から頂いた松茸を松茸御飯にしてお供えしました。
本日の神饌 松茸御飯、アミダケの味噌汁、鰹とタコの刺身、無花果と生ハムのサラダ、漬け物、御神酒(大吟醸 直実)、栗
松茸、アミダケ、無花果、栗は全て地物 。 御神酒は先日花のお嫁入りで頂いた熊谷のお酒その名も「直実」。どちらも全て神様にと頂いたものです🙏
昨日と今日の2日間、埼玉県熊谷市の「気仙沼に熊谷桜を植える会」の皆さん36名が、
「花の嫁入り」と称して熊谷桜を植樹するために、3年ぶりに気仙沼を訪れました。例年なら、桜のさく4月に行われるこの行事。コロナのために3年ぶりのこの時期にようやく再開されました。
今回は陣山の復興祈念公園と面瀬の旧尾崎部落の尾崎神社に植樹。さらに新聞で苗木を希望する方々を募り、希望者に配布されました。
気仙沼にお嫁入りした熊谷桜は、今年で800本を越えました。3年ぶりに、コロナにも負けずに続けられたこのお嫁入りを祝福するかのように2日間とも秋晴れの最高のお天気でした。
熊谷市の皆さん。500キロの嫁入り道中、本当にお疲れさまでした。そして皆さんの変わらぬ気仙沼ヘの熱い思いに感謝申し上げます❗
旧6月15日は、疫病退散の神さま、お天王様のお祭りです。当神社の境内社、通称「山の神さま」には、穐葉神社(ウンカよけ)、若木神社(疱瘡よけ)、そして疫病退散のお天王様の御三神が祀られています。昔から疫病や害虫に人々は悩まされ闘ってきたのですね。
お天王様にはキュウリを供えるのが慣わしで、本社である八坂神社の社紋がキュウリの切り口によく似た「五瓜に唐花」であり、お天王様の祭り前はキュウリを食べてはいけないとか!
また一説には空海が唐より伝えた厄除けの秘法として「キュウリ封じ」があり、キュウリに病魔悪鬼を封じ込めるそうです。
桜の季節のラストバッター、八重桜もほぼ散りました。いつの間にか緑が眩しい季節になりました。同時に草の勢いも😅💦連日草取りが日課になっています。
今日は午後から雨の予報。先日宮司が刈った境内の草と散った桜の花芯(花びらが散った後の芯。これがまた凄い数なのです)を片付けました。
やっと咲き始めたと喜んでいたら、ここ数日の暑さで、あっという間に熊谷桜と江戸彼岸桜が満開になりました。ソメイヨシノはもう少し余裕がありそうですが。
一年にこの時期だけの八幡さまの桜です。どうぞ楽しみながら御参拝ください。
コロナ禍とウクライナ侵攻という最悪な状況下で、震災11年目を迎えました。
たったの(と言うべきか)11年の間に、震災、パンデミック、戦争という人間が経験しうる悲惨な現実を、三つも経験しなければなりませんでした。
これ以上の悲惨さを繰返さないためにも、今日この日は、あの震災を振り返り、犠牲になった方々を慰霊することで、再び震災が起きたとき命を守る行動をとることを伝えていくことが大切ではないでしょうか。
穏やかな小春日和の今日は、朝から三々五々慰霊碑を訪れ、花を手向けて行く人たちが見られました。そして午後2時46分のサイレンに黙祷。続いて30名ほどの松岩内外の方々が参列して慰霊祭が行われました。私のすぐとなりに立って、涙を流しながら参列した女性がいました。一番の親友を震災で亡くし、今日はわざわざ古川からこのために来たそうです。11年経っても、薄れることのない悲しみがあります。
世界情勢が一気に不穏なものになりました。このお雛様を飾ったときは、まだそんな事夢にも思わなかったのに。
今日は桃の節句。世界中の少女たちに平和が訪れますように。