夏越の祓は、一年の半分にあたる6月30日に、半年の間に身に溜まった穢れを落とし、残り半年の息災を祈願する神事です。人の背丈よりも大きな茅の輪が据えられ、参拝者は、ここをくぐって厄除けを行います。上半期の穢れを祓うと共に、これから色々な疫病が流行る夏に向けて無病息災を願うものです。
コロナ禍ということで本来は無病息災、疫病退散を祈る様々なお祭り事も、3年間、縮小、中止をやむなくされてきました。
しかし、コロナ完全収束とは言えなくとも、これまでの規制が取り払われ、徐々にに人の交流、動きが戻りつつあります。
八幡神社の歴史を振り返ると、江戸時代天然痘が猛威を振るった際に、天然痘退散のの神様として知られた若木神社(山形県東根に鎮座)の御分霊を勧請してお札を授与したこと。また明治初年コレラが大流行した際は、尾崎地区の村民が疫病退散を祈願して大名行列の風流を神輿渡御に奉納したこと。
これらの当神社の歴史に鑑み、今回のコロナ流行の収束を祈願する新たな祓えの神事を執り行うこととなりました。
でも、夏越の大祓に欠かせない茅の輪を作るにはどうすれば良いのか?何しろ大きな茅の輪。作るのも材料を集めるのも見当がつかず、当神社の権祢宜が総代さんに相談すると…
なんとまあ、アレヨアレヨという間に茅の輪の土台が出来上がり、今日は、参道にその設置が完了しました!それにしても我が総代さんたちの機動力、実行力には感服です。ありがとうございました🙇
みなさん、どうぞ力作の茅の輪くぐって、お詣りしてくださいね。というか、くぐらずには参詣出来ませんので❗