夏空に面瀬川にかかる新しいアーチ形の橋が映えます。今日初めてその橋をBRTバスが渡りました。境内から撮ったので、小さいですが。7月1日、BRT松岩最知間がようやく開通しました。松岩駅は震災前よりやや北寄りに設置されており、境内からはちょうど樹木に隠れて写真撮影ができないのが残念です。松岩以北は再び一般道に戻って運行。松岩トンネルが開通するのはまだ先のことのようです。
梅雨の晴れ間 神社の休日
めずらしく何もない日曜日です。日が良くない(先負)せいもあるのでしょうが、お天気は最高に良い日。舞殿のシャッターを開けて風を通したり、花を活け替えたりと、ゆったりと時間が流れます。人影のない昼下がりの境内は、強い日差しでも風は爽やかです。鳥居越しに青い海が見えました。
梅仕事中
バラの季節に
バラの花が見頃と聞いて、ずっと伺ってみたかった知人宅へ行ってきました。先日の雨でだいぶ傷んで切ってしまったそうですが、それでも色とりどりのバラが見事に咲いていました。
バラは憧れの花。わが庭でも何度か育てようと試みましたが、どれも手入れ不足でだめにしてしまいました。それからはもっぱら鑑賞するだけに…。帰りにたくさん切り花をいただいたので、早速、参集殿の玄関に生けてみました。バラだけでこんなにゴージャスに!
山椒仕事
今年も梅雨入り前の仕事の一つとなった、山椒仕事(青い実山椒を摘んで、辛みを抜いて、つくだ煮にして冷凍保存)に取り掛かりました。例年より1週間ほど早い収穫です。木から実を摘み取るのは比較的簡単ですが、後の処理が手間がかかります。実を茎からきれいに取って、辛味抜きに二晩、味付けは3日後の仕事となります。まさにスローフード。しかし今やこの季節のルーティンとなってしまい、たわわに実った山椒の実を無視することはできなくなってしまいました。
松岩地区戦没者招魂祭
「英霊招魂祭」として長らく続けられてきた戦没者の慰霊祭ですが、昨年から、ご遺族の高齢化等諸般の事情により行事の規模を縮小して維持していくことになりました。その際この行事の名称も「松岩地区戦没者招魂祭」と改められました。お詫びして訂正いたします。
名称の改名は、「英霊」という名で戦争で亡くなられた方々を呼ぶことは、悲惨な戦死を美化することになりはしまいか。というご遺族、遺児の方々のお考えがあってのことでした。遺児といってもそのほとんどが最早70代から80代の方々です。幼くして父の位牌を抱いて葬列に参加した記憶、顔も知らないまま遠くの地で亡くなってしまった父や家族の記憶、夫を失い家族を背負って生きてきた母たちの記憶を、かろうじて持ち続けているのがこの遺児の方々です。それらの記憶をこの行事の度に思い起こし、改めて平和を願う機会として、自分たちが続けられる限りはこの行事を続けていきたいという思いが、遺族会会長のご挨拶や副会長の閉会の言葉には溢れていました。
社務中
ポーランド大使さん来訪
今日はもう一つ大きな出来事がありました。ポーランド大使とそのご家族が気仙沼に来訪し、お忙しいスケジュールの中で、わざわざ当神社の境内にある東日本大震災慰霊碑に献花をしに来られました。とてもフレンドリーな方で、宮司の松岩地区の被災の様子や慰霊碑に刻まれている犠牲者の方々についての説明に熱心に耳を傾けてくださいました。もちろん通訳の方も同行していましたので、ご安心を。