古谷館八幡神社ブログ

花のみち45 花魂祭

DSC_0909DSC_0911国道45号気仙沼バイパス沿いには毎年6月になると自治会やボランティア団体、学校などがサルビアやベコニア、マリーゴールドなどを一斉に植栽して、ドライバーや歩行者の目を楽しませていますね。来る8日にはこの花たちも撤去されますが、半年の間花のみちとして楽しませてくれた花たちに感謝する花魂祭が、昨日当神社で行われました。出席されたのは気仙沼市議会の議長をはじめ、植栽にかかわった各団体の代表の方々です。

はじめはバイパス沿いの沿道でテントを張って行っていたのですが、強風にあおられたり雨が降ったりなど、なかなか大変だということで震災の2年ほど前から八幡様を会場に行われるようになった次第です。

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公園トイレ撤去

DSC_0888DSC_0904震災後、児童遊園としての役割を終えた公園が神社に戻されることになりました。それに伴って公園の施設であるトイレや遊具の撤去作業が始まりました。まずはトイレを撤去。重機が入れない狭い場所の作業で、工事の方たちは大変です。外壁がなくなるまで1週間以上かかりました。

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お祭り 無事催行!

DSC_0885IMG_2144お天気に恵まれ、おかげさまで今年の八幡様の例大祭も無事終了しました。

前夜祭では、鏡板の松を背景に「叢雲」というお神楽が気仙沼の神主さんたちによってはじめに奉納されました。ご存じ「ヤマタノオロチ退治」のお話で、大蛇切りの場面は真剣が使われており、迫力満点でした。

翌日の神輿渡御祭には氏子の皆さんに加えて、復興工事に携わる工事関係の方たちも神輿を担ぐ「お六尺」に加わり、総勢70名以上の大行列を組んで松岩の各部落を巡りました。神様は神輿に乗ってわっしょいわっしょいと振られることで、エネルギーを再生されるのだそうです。運動会などで「フレー、フレー」と旗を振る応援も、この神輿を振ることからきているのだとか。大勢の手で担がれ振られた八幡様の神様の神力は、ますます強まったことでしょう!

 

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Over the rainbow

IMG_2037今日は、おかしな天気でした。晴れたり、突然時雨が降ったり。でも、そのおかげでいいものが見られました。

虹です。大島の上に大きな虹がかかりました。思わず頭に浮かんだ歌が、タイトルの曲でした。古くてすみません。

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待望の松の絵

昨年完成した舞殿。しかし舞台の背面には、よく能舞台にある「鏡板の松」がまだありませんでした。松くい虫にやられてしまった古谷館二の丸のシンボルツリーだった松の木を、ぜひこの舞殿の鏡板の松として復活させたい。また、松崎という地名を持つこの地の再生と復興を祈りたい。そんな宮司の切なる願いに応えてくれたのは、ハウスみかえるの社長夫人畠山貴理子さんと彼女の母校「九州造形短期大学」の学生さんたちでした。

気仙沼から数百キロも離れた九州のキャンパスで、「古谷館八幡神社松の絵プロジェクト」が立ち上げられ、大勢の学生さん、同窓会、地元の業者さんたちの手で気仙沼の松の写真をモデルにした松の絵が杉の板に描かれ(運搬の都合上、絵は20枚の板に分けられて描かれました)、はるばる送られてきたのでした。

それらの絵は、この舞殿を作った棟梁たちの手で見事に舞台の上に再生されました。力強い生命力に満ちた松の絵は、舞殿に新たな命を吹き込みました。来る17日の前夜祭にはこの松の絵もお披露目されます。どうぞお楽しみに。

そして九州造形短期大学の関係者の皆様、貴理子さん、ハウスみかえるさん、本当にありがとうございました。

九州からでは遠いですが、いつの日かどうぞ、この松の木に会いに来てください。お待ちしています。

取り付け完了

取り付け完了

8割ほど来ました

8割ほど来ました

取り付け準備

半分ほど取り付けました

半分ほど取り付けました

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大イチョウ、復活

DSC_0850DSC_0848昨日10月2日、強風で境内に散乱した枝や落ち葉を後片付けしていた宮司が「ぎんなんだ!ぎんなんだ!」と言いながら、すごい勢いで社務所に飛び込んできました。何事かと思ったら、ぎんなんの付いたイチョウの枝が落ちていたということでした。実は境内にある大イチョウ、平成14年の奇しくも10月2日の台風で大きな枝が折れ、危険になったために木の芯を詰めて、枝をほとんど切り落としたのでした。以来、裸同然になった木からは、ぎんなんは一度もならなかったのです。それまでは毎年たくさんの実をならし、近所の人がぎんなん拾いをしたものでした。

10年以上の月日がたち、枝が沢山伸びて葉が再び生い茂るようになりましたが、これまで実は一度もなることはありませんでした。ところが、何とちょうど13年目の10月2日に、新たなぎんなんを発見したのです。あたかもイチョウの木が復活宣言をしたかのようです。まだあるかもと、目を凝らしてぎんなんの実を探しましたが、見つかりませんでした。やはりこれは私たちに復活を教えてくれたんだと思えてなりません。この枝を大事にお供えしました。

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お名月さん

meigetu今日は旧暦8月15日、中秋の名月です。久々に美しい満月が見られました。そして今日は八幡様のご縁日でもあります。秋の実りの数々を八幡様に、そしてお月様にお供えして拝みました。昨日早稲谷から奉納された松茸、そして今日奉納された気仙沼第1号の新米もお供えしました。その他海の幸、山の幸もろもろを献膳して、収穫を神様に報告し感謝する日です。最近はハロウィンが流行のようですが、こちらは言わば西洋の収穫祭。かぼちゃを祭るのもいいですが、すすきと萩を供えて、

献膳

献膳

月見酒と秋の実りを頂くのは格別です。

見事な松茸

見事な松茸

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秋刀魚のお返し、その2

DSC_0825秋刀魚のお返しに、今度は滋賀県の熊谷さんーこの方は近江の熊谷一族の方ですーからお米が送られてきました。ご自身で作っておられる米だそうです。あちらでも長雨の影響で例年(9月初め)より稲刈りが遅れたとのこと。でも幸いお米の収穫に影響はなかったそうです。

気仙沼でも、そろそろ稲刈りでしょうか。一足早くさっそく新米を頂きました。

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秋刀魚の便り

DSC_08123年前の熊谷歌舞伎以来、毎年歌舞伎でお世話になった熊谷市の方たちに秋刀魚を送っています。今年は「大」サイズがなかなか上がらず心配しましたが、旧知のなべちゃんという仲買さんが苦労して集めてくれて、無事送ることができました。(写真の秋刀魚はある店の店頭で見た中~大サイズの秋刀魚です。)家族やご近所で分け合って、毎年この時期は熊谷市のあちこちで秋刀魚を焼くにおいが漂っているはずです。「秋刀魚がこんなにおいしいものとは知らなかった」とか「夏の疲れが秋刀魚を食べると治る!」(熊谷の暑さは、はんぱではありませんものね)などと嬉しい便りが返ってきます。DSC_0810秋刀魚のお礼にと、律儀にも熊谷名物のお菓子や直実というお酒などなど…もお返しに送られてきました。

秋刀魚を通しての交流が、「目黒のさんま」のように大がかりではありませんが、続いています。その意味でも、大きなピカピカの秋刀魚が、今年のように手に入りにくくなると困ります。

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ツールド東北を応援

IMG_1933tu-rudo東日本大震災で被災した沿岸(石巻~気仙沼)を自転車で走って応援する「ツールド東北」に参加するライダーたちが、復路で八幡様の表参道前の東浜街道を走り抜けていきました。

足の悪い私に代わって写真を撮るために、参道の階段を下りて一人応援の旗を振っているうちのお嫁さんに「ご苦労様です」と声をかけてくれるライダーもいました。被災地を応援するために走る人を、応援されている私たちが応援する、そんな関係が一瞬の交流にも温かなものを感じさせてくれました。

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