
2月のお朔日は、毎年恒例の厄祓い(春祈祷)の日です。20名ほどの方たちが今年一年間の家内安全と厄祓いのご祈祷に来ました。七草に次いで今年2回目のサガミセブンの出動となり、腕によりをかけて厄祓い御膳?(お煮しめ、白和え、皿貝ご飯、タイのお吸い)が出来上がりました。直会は神人共食によって、神様のご利益を体内にいただくもの。皆さん残さず召し上がりました。
厄祓い 春祈祷
今年一番の大雪です
どんと祭
天気予報によれば「極寒」と言われた14日、境内で恒例のどんと祭が行われました。朝からしめ飾りやお札を納める人たちが次々と訪れ、お焚き上げを待つしめ縄や松飾などがうず高く積み上げられました。3時に火入れの神事が行われ、燃え上がる炎のまわりを無病息災を願うひとたちが取り囲んで、火にあたったり煙を浴びたりしていました。
当神社のどんと祭は、氏子青年会や消防団の人たちが火のお世話をしてくれます。お焚き上げには3から4時間ほどかかり、その後、後片付けに取り掛かります。火は後始末が最も肝心なのです。それでも後から持ってくる人も結構いて、結局翌日も朝から後始末しながら、残ったものを燃やしました。
地域によってはお焚き上げをしないところもあるようですが、やはり頂いたところに納めるというのが原則でしょう。あまりの量の多さに、毎年、お世話をしてくれている方々の負担が心配になり、新年早々愚痴をこぼしてしまいました。あしからず。

人力車木槍会 唄い初め
平成30年、初日の出
午前零時前には雨が降っていました。初日の出はどうかなと心配していましたが、朝には見事に晴れて、輝かしい初日の出を拝むことができました。今年が平和で、さらに復興の進む年でありますように!
ゆく干支くる干支
今年も実家の母(88歳)から、来年の干支、こま犬の置物(手作りのちりめん人形)が送られてきました。今年も無事作れて良かったね、というのが正直な我々親子の感想ですが、毎年この人形を楽しみにしてくれている方もいて、母にはそれが励みにもなっているようです。でんでん太鼓を持った母犬とそんなお母さんにちょっぴり甘えている子犬の可愛らしいこま犬親子です。今年も残すところ一日、年末のこの期間限定の、親子の酉たちと親子の戌たちが仲良く並んでそろい踏みです。
冬至の柚子仕事
今日は冬至。一年で一番太陽の力が弱まる日で、昼の時間が最も短い日でもあります。寒さも厳しくなり、昔からこの日は柚子湯に入り、ひびやあかぎれを治すそうです。沢山柚子を頂いたので、今日の柚子湯用を確保して、あと数個は皮をむいてお吸い物等ように冷凍して、さらに残りで柚子ジャムを作りました。冬至の日の恒例の仕事です。
由緒板のお化粧直し
八幡神社の由緒板は震災後に建てたものですが、潮風や西日の影響か文字がだいぶ薄くなっていました。実はこの由緒を数年前に書いてもらう際、気仙沼で看板屋さんを当たってみたのですが、なかなか手描きということで引き受けてもらえず、思い立って、熊谷市の新島さんならとお願いしたら、快諾してもらったのでした。(新島さんは、歌舞伎の公演の際の旗のデザインや、直実のTシャツのデザインをしてくれたクマガイ工芸を経営しています。熊谷のうちわ祭りの提灯の文字、直実の山車なども手がけました。)
一昨日新島さん親子がこの由緒板の文字を濃く書き直すために、熊谷市を夜中の3時に出発して遥々やってきてくれました。その作業は一文字一文字上からなぞり書きすることで、小さな句読点に至るまで、だぶったり、ずれたりすることが全くない見事な仕上がりには、プロとは言え脱帽です。出来上がったのは、すっかり暗くなった二日目の夕方でしたが、ライトに照らされて浮かび上がった文字は黒光りして美しくさえありました。由緒板もお化粧直しして、おそらく平成最後の年になるお正月を迎える準備が整いました。














