古谷館八幡神社ブログ

震災から3年11か月

DSC_0509DSC_0515あの日から3年11か月の尾崎、片浜地区を境内から臨んでいます。今、片浜地区は土砂の仮置き場になっており、毎日トラックが土砂を運び込んでは積み上げ、方や崩して運び出したりを繰り返しています。尾崎神社の方に目をやると、月命日の今日、尾崎の浜で行方不明の方たちの捜索をしているのが見えました。ほんのひとかけらの手がかりでも…という祈りにも似た捜索がまだ続いています。

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カモシカ現る

DSC_0475DSC_0477参集殿からふと境内を見ると、大きなカモシカが1頭悠然と歩いていました。まだ小さい熊谷桜が食べられるのではと心配になって、あわてて外に飛び出すと、カモシカも驚いたのか境内から土手へ走っていきました。しかし下の道路には車がひっきりなしに走っており、しばらくどちらへ進もうか迷っている風で、思わず「一体どこからやってきた?」と声をかける私に振り向き、大した相手でないと判断したのか、おびえた様子もなく立ち去りました。

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節分

Exif_JPEG_PICTUREExif_JPEG_PICTURE今日は節分です。この日は毎年浦田のみなさんの神様遊ばせがあり、豆まきをします。

今年は「虹色幼児園」の園児の皆さんも参加して一緒に豆まきをしました。まず年男の宮司とお世話役の熊谷光夫さんが豆をまいた後、宮司が鬼になって子供たちから豆をぶつけられ、邪気?を払ってもらいました。今日で一応春祈祷は一区切り、明日は立春 です。少しずつお日様の力が強まり、春に向かっていきます。Exif_JPEG_PICTURE

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厄祓い

DSC_0466DSC_0465今日2月1日は、厄祓いの日です。新年の厄祓いや家内安全をご祈祷します。

雪がちらつく中、約40名ほどの方たちが八幡様を訪れ、厄祓いの祈願をしました。この日も昔から八幡様では直会のご馳走を振舞います。神様に奉献された米、サラ貝、鯛や野菜などで作ります。今日の献立は、サラ貝のご飯、鯛のお吸い、お煮しめ、白菜の白和えです。どれも手のかかるスローフードですが、サガミ5の婦人(注/アーカイブ参照)たちのパワーで作っています。

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防災無線の付替え工事

DSC_0457DSC_0460今日、境内にある防災無線が新しくなりました。古いスピーカーとアンテナが取り外され、新しいスピーカーとアンテナ、それからソーラーパネルも取り付けられました。

4年前の震災で防災無線がよく聞こえなかったことや、停電で使えなくなったことなどの反省から、より遠くまで聞こえ、ソーラーで充電し停電でも使えるものになったそうです。

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お茶菓子の謎かけ

DSC_0444今、ご祈祷に見えるお客さんにこんなお茶菓子を出して楽しんでいます。このお菓子は鎌倉の有名な某お菓子屋さんからのお取り寄せですが、ハトの形をした干菓子です。そのハトを向い合せにして…さて何を意味しているかお分かりでしょうか。そう「向かい鳩」です。熊谷氏の家紋、また八幡様にゆかりある熊谷直実さんの陣屋の紋を表しています。かわいいし、味も良いので皆さん喜んで召し上がるのですが、(あまりに手前味噌のせいか)誰もこの謎かけに気づいてくださらないので、自分でネタバレしてしまいました。

地元古谷館のお菓子屋さんが、震災でいなくなってしまいさびしい限りです。気仙沼でもハトのお菓子、どなたか作ってくださらないかなあと秘かに願っていますが…

ちなみに「熊谷桜」の落雁は、気仙沼の「紅梅」さんが作ってくださいました。桜の便りが聞こえる頃ご紹介したいと思います。

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繭玉を飾りました

小正月を迎えるために繭玉を飾りました。繭玉といいますが、当八幡様では紅白の餅を丸めて飾ります。まるで花が咲いたようなので、餅花というそうです。五穀豊穣を願う予祝行事です。

小正月は女正月ともいわれ、年末年始忙しい思いをした女性たちをねぎらう正月でもあるということです。というわけで、今日の夕食は手抜きをさせていただきます。神様には新しくお餅をお供えしたので、大目に見てくださるでしょう。

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どんと祭 

寒さも緩み、風も夕方になると穏やかになり、お天気に恵まれたどんと祭でした。

日中から大勢の人が松飾等を持って次々と訪れ、巫女さんたち(アジールの卒業生の女子高生です!)も大忙しでした。

神事の後、3時から火入れが行われ、うず高く納められたしめ縄や松飾、お札等のお焚きあげがなされました。新築した舞殿のわきでのお焚きあげなので、氏子青年会の方たちが水を撒きながら、細心の注意を払ってお焚きあげしました。

明日も朝早くから後片付けがあります。本当にご苦労様です。

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木遣り唄 唄い初め

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平成27年1月11日、震災から3年10か月目の境内から見た風景です。

向こうに大島の亀山、手前にはかつて尾崎や片浜、前浜など約500戸の家々がありました。今は土砂置き場として毎日、土砂を運搬するトラックが行きかっています。

この海に向かって、気仙沼人力車木遣会のみなさんが、新年の安全祈願のご祈祷の後、気仙沼の早期の復興を願って、木遣り唄の唄い初めをしました。

木遣り唄は切り出した大木を運び出すときに、みんなで力を合わせる時の唄なのだそうです。力を合わせて復興するぞという願いと決意がみなぎる力強い歌声が、寒く澄み切った青い海と空へ朗々と響き渡りました。

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七草祭

 

1月7日は、1年で最初の節句、七草です。この日は1年間の無病息災を願って七草粥を食べる習慣がありますね。

この日は神社でも七草祭が行われ、家族の健康、安全を祈願する人たちが訪れます。八幡様では、そんなみなさんにご祈祷の後七草粥を振舞っています。でもただの七草粥ではありません。海の幸であるホタテや地元のサラ貝も入っている特製の七草粥です。それに干し柿と大根の酢の物「柿なます」とお煮しめが定番のレシピです。サラ貝や干し柿などは、氏子の方たちから神様へと頂いたもの。神と人が食を共にする神人共食の直会(なおらい)をすることで、ご利益を頂くことになるのです。みなさんほぼ完食しました。

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