古谷館八幡神社ブログ

祭りを支える人 御旗場で(松五日進会館)

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19番目の御旗場、浦田の松五日進会館は午後の休憩場所になっています。座って休む場は、ここが午後最後、今日何度目かの味噌汁ですが、御旗場御旗場、それぞれの伝統の味、おいしさがあります。アルコールと汗で奪われた塩分と水分補強という理にかなったごちそうなんだなあと改めて思います。

 

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祭りを支える人 御旗場で(中町)

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img_1658総代長、畠山昭二さん宅、屋号中町がお神輿渡御の昼食場所になっています。こimg_1666の中町と金取のimg_1673菊地家の2軒が、裃を着て先達として神輿の案内役をする家として代々その役を受け継いでこられました。現在、菊地さんは体調を崩されて、中町さんだけがその役を守り続けています。また、ここはお神輿が座敷に上がる唯一の御旗場でもあります。縁側の鴨居に神輿のてっぺんにある鳳凰の飾りがひっかかってしまうので、慎重に取り外して出し入れします。神img_1687主、総代さんたちはお座敷でお膳をいただき、お六尺さんたちは思い思いの場所でおにぎりとお煮しめ、秋刀魚のすり身汁をいただきます。これがとても美味しかったです!

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祭りを支える人 御旗場で(高谷・日向山)

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14番目の御旗場、高谷では、山幸商店さんから生ビールがふるまわれます。これでますます元気になったお六尺たちは、そのまま数十メートル先の15番目の御旗場日向山神輿台までお神輿を担いでゆきます。そして、日向山ではここでも毎年大福が配られ、お神輿にお膳もお供えされます。各御旗場の名物、いつも話には聞いていましたが、今回私も初めて見ることができました。img_1547img_1579

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祭りを支える人 御旗場で(丸森)

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お神輿が個人のお宅に上がる家は、八幡様の神輿渡御では四軒あります。外が沢の藤田家、丸森の及川家、それから総代長のお宅中町、鮎貝家煙雲館です。丸森は午前二度目の休憩場所になっています。ここでは神主さんや総代さんたちにお膳が出され、お六尺たちにもお料理がふるまわれます。ここでもご婦人たちのご苦労に頭が下がります。img_1463img_1471

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祭りを支える人 御旗場で(立石)

立石の総代さん宅前の広場です。ここではお六尺さんが楽しみにしているどぶろくが名物。ご自身は一滴も飲まないのに、毎年手作りしてくれます。猪ノ鼻というキノコ入りの炊き込みご飯も「珍しいから、食べらいん」とご婦人たちに勧められて頂きました。食べ物の話ばかりですみませんが、日本のお祭りは神人共食、神様にささげた神饌をみんなで頂くことで神と人の親密さが増し、人は神を敬い、神様が守護してくれるとしています。すでにお神輿一行は満腹状態ですが、どぶろくは謹んで神社に持ち帰り、帰輿後の直会で再び楽しむのがお決まりになっています。img_1299dsc_1442dsc_1440img_1297

 

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祭りを支える人 御旗場で(羽田)

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羽田神社のおひざもと、羽田地区です。落成したばかりの自治会館でお神輿を迎えてくれました。栗ごはんとお煮しめ、とても美味しかったです。

新しい自治会館でお出迎え

新しい自治会館でお出迎え

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祭りを支える人 御旗場で(四十二)

img_1009七番目の御旗場、四十二です。名物?タコウインナーにまず目を奪われました。串にお煮しめとウインナーを刺して、なるほどこのようにすれば食べやすいわけですね。勉強になりました。

赤いタコウィンナーに思わず手が出ます

赤いタコウィンナーに思わず手が出ます

だんぽさんも、おひとつどうぞ

だんぽさんも、おひとつどうぞ

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祭りを支える人 御旗場で(金取地区)

img_0937img_0928実はわたくし、今回初めて神輿渡御に同行させてもらいました。嫁に来て30年以上たちますが、お神輿の一行がどこでどのようなお迎えを受け、おもてなしを受けているのかほとんどわからないままでした。今回の同行で、各御旗場で幟旗を揚げ、大勢の人たちがお神輿をお迎えする様子を目の当たりにすることができて本当に良かったです。また特に休憩をとる場の御旗場では、皆さん朝早くからお神酒やお煮しめ、おにぎりなどを準備してお神輿の一行を迎えてくれました。すべては紹介できないので、主な場所をこの場を借りて紹介したいと思います。まず午前のたばこの場である金取地区から。

金取地区は総戸数18軒の地区です。ほぼ氏子総出で準備してお出迎えしてくれます。

 

 

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新米のおにぎりとなめこ汁

新米のおにぎりとなめこ汁

今日初の腹ごしらえ

今日初の腹ごしらえ

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祭りを支える人

いよいよ発輿。最初の難関88段の階段をお六尺たちが慎重にくだっていきます。

八幡様の階段下は工事中です。お神輿の通る道路を五洋建設の人たちが急きょ作ってくれました。紅白の布までつけて雰囲気を盛り上げてくれました。

八幡様の階段下は工事中です。お神輿の通る道路を五洋建設の人たちが急きょ作ってくれました。紅白の布までつけて雰囲気を盛り上げてくれました。

震災後、浜にあった部落の氏子さんたちが各地に散らばってしまい、お神輿を担ぐお六尺の担い手不足は、当地のどこの神社でも抱えている問題です。そんな中で、八幡神社は震災直後から何とか神輿渡御を続けてきました。昨年からは震災復興工事に携わる地元企業、そして全国から工事に来ている企業の人たちに呼びかけ、お六尺として神輿を担いでもらうようになりました。地元の氏子20名、工事関係者から20名で40名ほどの人数になりました。その他神職はじめ様々な随員を合わせると総勢75名ほどの神輿渡御になりました。秋晴れの素晴らしいお天気に恵まれ、おかげさまで良い神輿渡御祭になりました。

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前夜祭

dsc_1375前夜祭の神事の後行われる演芸会のトップを飾るのは、気仙沼地方の神主さん(法印)による「本吉太々法印神楽」です。「西宮」と「叢雲」の2目が奉納されました。日本神話の八岐大蛇退治で有名な「叢雲」には、当神社の宮司もクシナダヒメの父、アシナヅチを演じました。長いセリフを一か月くらい前から密かに練習して臨みましたが、果たして成果のほどは皆様の評価にお任せします。

そして今回初披露の「直実節」が古谷館、片浜などの婦人たちによって演じられました。源平合戦で名をはせた武将熊谷直実の孫直宗が気仙沼に赴任して当地を治めた縁により、埼玉県熊谷市のみなさんとの交流が震災を機に深まっています。熊谷では必ずと言っていいほど演じられる「直実節」。これから、直実にゆかりある八幡様の演芸会での目玉になって、毎回奉納されることになるでしょう。

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