終戦70年目の8月15日です。八幡様の境内には古くは西南の役から太平洋戦争終結までの間に戦死した、松岩出身の258名の方の名を刻んだ忠魂碑が海を背に建てられています。八甲田雪中行軍や広島の原爆で亡くなった方、南方の国で亡くなった方など、最後の地も、逝き方も様々です。中には遺骨が戻らなかった方もいると聞きます。しかし生まれたこの故郷に御霊としてもどり、願わくば故郷を見守りたまえと松岩村尚武会が大正6年に建立したものです。その後戦争による犠牲者が生まれるたびに名前が刻まれてきましたが、第2次大戦後は新たに刻まれることがなく、現在に至っています。多くの犠牲者を出した第2次大戦の反省により、再びこの碑に犠牲者の名を刻むことのないよう不戦の誓いを刻む平和の碑として人々は祈りをささげてきました。
震災前は8月15日に遺族会と英霊顕彰会の方々が集まって慰霊祭を行ってきました。しかし遺族の高齢化、真夏のお盆の日であること等々、諸般の事情により英霊招魂祭自体は6月に行われ、この日に慰霊祭を行うことはなくなりました。
会主催のお祭りはなくなりましたが、終戦記念日には、戦争の犠牲になられた御霊を慰霊し、平和を祈るために宮司は毎年慰霊祭を続けています。今日は戦没者遺族の熊谷家ご親類が代表して慰霊祭に参列し、続けて参集殿で行われる熊谷家合同祖霊祭に参集した全員で12時のサイレンとともに黙とうをささげました。
毎年いってるんですか? 黙とうガンバq(^_^;)q
忠魂碑が境内にあるので、8月15日の終戦記念日には毎年宮司が慰霊の神事を行いますよ。この日はお盆の中日でもあるので、その後わが熊谷家の親類一同が集まって先祖の慰霊もするんです。メールありがとうございました。