秋晴れの10月22日。「気仙沼に熊谷桜を植えよう」と、毎年「花の嫁入り」と称して熊谷桜の苗木を届けてくださる埼玉県熊谷市の皆さんがいらっしゃいました。この花の嫁入りは震災後に気仙沼の早期復興を願って始まり、今回で九回目です。お嫁入りした桜は、今年で九百本を越えました。
今年は熊谷桜の名にちなむ熊谷直実の孫、直宗が承久の乱の戦功によって気仙沼の地を与えられて赴任してからちょうど八百年の節目の年になります😊
熊谷氏の皆さんが到着すると、秋葉太鼓保存会の皆さんによる太鼓打ち鳴らしで一行を歓迎し、関係者のご挨拶のあと気仙沼市民の皆さんに30本の桜の苗木が贈られました。
その後、直宗を祖とする気仙沼の熊谷氏の居城の一つであった中館に移動して記念植樹が行われました。私も初めて中館跡に登りました。前々回の赤岩館同様、山城で、容易に敵が攻めてこれないように掘られた空堀のあとも残されていました。
夜は懇親会も行われ、熊谷市と気仙沼市のお嫁さんの親同士が親交を深めました。
翌日は直宗の菩提寺である宝鏡寺で直宗さんの八百年遠忌法要が行われました。(こちらについても後日ご報告します)