震災から十年を前に、気仙沼の各神社の神主さん達によって東日本大震災鎮魂慰霊十年祭が当神社を会場に斎行されました。
これまでも震災三年、五年の節々に、それぞれ魚市場屋上、五十鈴神社境内など海を臨む場所で合同の慰霊祭を行っており、そして十年目の今回となりました。
コロナ禍のため、神職以外は各神社の総代長さん達、来賓として宮城県神社庁長さんお一人をお迎えして人数を縮小し、屋外とはいえ参列者はマスク着用、手指の消毒を徹底した上で行われました。
気温が低く寒かったのですが、紺碧に澄みわたった空と海に向けて、朗々と祭詞の声と楽の音が響き渡りました。参列した誰もが、あの日を思い起こさずにはいられませんでした。