古谷館八幡神社ブログ

庚申塔 申年に願いを込めて

DSC_0951DSC_0953江戸時代に旧東浜街道の尾崎と岩月の境に建立された庚申塔が、あの東日本大震災の津波によって最知まで流されました。それをがれき処理をしていた業者の方が、八幡様に預かってほしいと震災の年に境内に運び込み、これまで石碑のわきに横にして置いておいたのですが…。申年を迎えるに当たり、このまま放置しておくのは「お気の毒だ」ということで、石屋さんにお願いしてきちんと建ててもらいました。石には庚申の刻字の下に、見ざる、聞かざる、言わざるの三猿が浮き彫りされています。190年も前のものなのに、お猿さんの形がちゃんとわかります。制作者は江戸時代の地元の石工、宇七という人で、実は境内にある大きな石碑たちも彼の作品だったのです!不思議な縁で八幡様にやってきた庚申塔に、来年こそ災いサルという願いを込めて。

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庚申塔 申年に願いを込めて への2件のコメント

  1. 熊谷幸子 より:

    あの大震災で、一生分・二生分も味わったのですから、
    願わくば、子や孫にかかる災いは取りさってほしいものと
    来年のサルに祈りたいです。

    • 管理人 より:

      あの津波に流されずに還ってきた、縁起の良い庚申塔、お猿さんたちです。
      来年の正月にはお餅をお供えして、お祭りしますので、どうぞお参りしてください。

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