6月15日、気仙沼支部の十名の神主さんが八雲神社に集まり、コロナウィルスの鎮静祈願祭を執り行いました。6月としては異例の暑さの中、大祓、祈願祭、神楽奉納が粛々と行われました。八雲神社の御祭神は牛頭天王(須佐之男命)であり、古くから疫病退散の神様として信仰されてきました。その祭典日に合わせて、宮城県神社庁気仙沼支部主催で行われたものです。
感染症と人間の闘いは、実はなんと有史以来繰り返し続いていたことを、今回改めて知りました。下の江戸時代の錦絵には、擬人化された薬の武者たちが、これまた擬人化されたさまざまな疫病達を退治している姿が画かれています。それらの武者を牛頭天王を先頭に神様達が集合して、背後で支援してます(馬に乗られているのが弓馬の神、八幡神です)格段に医学が進歩した現代も、疫病に対峙する江戸時代の人達と今の私達は案外重なるところがあるように思います
直会では紅白ではなく、疫病よけの紅紅餅が配られました