あれから9年経ちました。屋内の慰霊祭は中止になったところが多いようですが、海を望む境内の慰霊碑前は換気が良すぎるほど?😅なので、例年通り慰霊祭を行いました。30名ほどの方達が参列しました。
午後2時46分の黙祷の後、静かに神事が始まりました。宮司の祈りの言葉を聞いていると、あの日のことがまざまざと思い出され涙が出ました。すぐ側に津波で息子さんを亡くされた方の泣き顔が見えました。9年経っても、癒えない悲しみがそこに在りました。
昇神の儀(御霊を天にお帰り頂く)の時、にわかに雲が切れて日が差しました。なぜか亡くなった方達が「悲しまないで。ここから見守っていますよ」と言ってくれているような不思議な気がしました。
神事の後、用意した献花の花がなくなっても、三々五々、境内には慰霊碑に手を合わせる人たちの姿が見られました。