お祭りまで一週間を切りました。連日、片付けや窓ふき、掃除の毎日です。今日は氏子青年会の有志が舞殿の幕張やら、裏参道の電灯の準備を、一日がかりでしてくれました。(うっかり写真を撮り忘れていました。ごめんなさい。)
さて、そんな中で、道場でもの探しをしていた宮司が、年代不明の幟のようなものを発見しました。丈夫な藍の布に紋が染め抜かれており、長さは畳一畳ほどもあります。現宮司曰く、昔は神輿渡御の際は宮司が馬に乗っていったそうで、その馬の鞍にかけたものではないか、ということです。確かに紋が左右に向かい合ってついています。ところが、その紋が、現在の熊谷氏の「ホヤの葉に向鳩」ではなく、松、しかも三界の松の上に向鳩という紋でした。これは、何と「松崎の熊谷」を表している! ひょっとしたら、熊谷氏のいくつかの館ごとに、お互い出自がはっきり分かるように、それぞれ紋があったのかもしれませんね。しばし、目の前の忙しさを忘れさせてくれる発見でした。