三陸道の気仙沼市内初のICが、きょう開通。この日を迎えるまで30年、まだ全面開通には2年ほどかかりそうですが、それでもすぐ近くのインターチェンジとあって、格別な気持ちで開通式に参加しました。式典に先立って、上沢地区の打ち囃子と虎舞、大谷地区の大漁唄い込みなどが披露されました。
式典の最初には、三陸道の早期開通を願ってずっと活動を続けてきた人力車木遣会による木遣り唄も披露されました。人力車のメンバーは、震災後、熊谷市民による歌舞伎公演を一緒に実現させた仲間ですし、毎年八幡様で安全祈願と木遣唄の唄い初めをしている方たちなので、30年待ちに待ったこの日、この道路で唄う心中を思うと胸が熱くなりました。式典には、市長はもちろん人力車のメンバーの一人である小野寺防衛大臣をはじめ村井知事、国交省政務官、石巻市長や南三陸町長などなど大勢参列しました。
式典が終わった帰り道、二度とは歩けないインター入り口の道路を下っていくと、真正面に八幡様の鎮守の森とお宮、参集殿の屋根が見えました。なんか不思議な感動を覚えました。