この10月14日、15日に秋の例祭が無事斎行されました。はじめは傘マークだった天気予報がだんだんよくなって、暑くもなく寒くもなく良いお日和で何よりでした。
今年も昨年に引き続き、復興事業に携わる建設業の方たち25名が工事中の安全を祈願して神輿担ぎのお六尺として参加してくれました。また松中、面中出身の42歳厄祓いのための神輿担ぎに10名ほど参加して、なんと総勢72名の大行列となりました。
また今年は中町の総代長さんが亡くなられ、新しい総代長に代替わりしての初のお祭り斎行でした。しかし、何があっても中町は神輿のお休みどころ、昼食の場としてお神輿をお迎えするようにとの故総代長の遺言通り(49日が過ぎ、大祓いも済んだまさにその数日後に!)、お神輿一行は例年通り中町で昼食をいただきました。さらにお神輿の大事な先導役である天狗さんも、三晃さんから高屋敷の息子さんにバトンタッチされました。
時の流れとともにお祭りの担い手が変化していくのは当然のことですが、今年もまた実りの秋を迎えた感謝と地域の皆の幸せを願う祈りは、脈々と受け継がれて行くものなのだなと感じました。震災の影響による人口減少や高齢化による祭りの担い手不足という厳しい状況の中で、何とか続けていこうとする皆さんの努力そのものが祈りなのではないか、と思います。感謝です。