今年が仏教では七回忌に当たるためでしょうか、朝から大勢の方が境内にある慰霊碑に手を合わせていきました。6年たっても片浜地区は殺伐とした風景が広がっています。しかし周りは三陸道や面瀬川の防潮堤工事、加えて大島架橋のクレーン船も見え、やっと復興の姿が見えるようになってきました。
午後2時46分の黙とう後、慰霊祭を行いました。30名ほどの方々が参列して、祈りをささげました。山形から参列してくださった方が手描きのかわいらしい蝋燭を、6年にちなんで6個くださいました。水に浮かぶ蝋燭で、「沈まない」という意味もあるそうです。少しずつ少しずつ、被災した方、ご遺族の方の表情も明るくなってきているような気がします。しかし6年がたち、様々な補助も徐々に打ち切られるものがでてきて、新たな課題や現実に向き合わなくてはならないのも事実です。ここまで頑張ってきたのです。7年目も、沈んでなるものですか。前を向いてふんばりましょう。